CHIRIHAMA SANDFLATS Day1
無観客ながら開催されました。私はと言うと、やっぱり準備不足でした…笑
前日の土曜日は工場の稼働日なので練習走行に行けません。でも大丈夫、けが人さんが助っ人でサポートに入って貰います。流石に全く調整が出来ていないのはまずかろう…と言う事で、金曜日の夜にエンジンを掛けてみましたが全くキックを踏み降ろせません。何とも自分の脚力の弱さにがっかりしながらけが人さんなら軽く掛かるだろう。彼のフィジカルの強さはかなりの物。土曜日に乗ってもらってキャブの調整と練習走行をしてもらい何速でスタートしてどんなタイミングでギヤチェンジをするか?のレポートして貰おう!
何て軽く考えていました。けが人さんに掛からないバイクを見た事が無いw 『金曜の自分は疲れていただけ!その前の週末には調子はイマイチだったもの自分でエンジン掛けれたし!』そんな甘い考えを吹き飛ばすかの様に、けが人さんから「実は車で事故って肋骨が痛いんですよね〜」と衝撃的な発言が…。そんな…でも流石けが人w どうやらジムニーで縁石に乗り上げて2回転して廃車にしたらしい…、ある意味よくその程度の怪我で済んだな…。やっぱり普通の人では無いw
早速土曜日に来てもらいお昼休憩に抜け出してエンジンを掛けてもらうも、けが人さんも吹き飛ばされる程の高圧縮w 嘘でしょ?
とりあえず、彼ならなんとか出来る筈!とバイクを託して仕事に戻ります。
途中何度か経過を確認してもエンジンが掛からない。通りかかったタチ君にキックしてもらうとビクともしないらしい。通り掛かる知り合い全てにキック頼んでも誰も掛けれず、へっぽこキックだとガッカリしていた私のキックが1番掛かりそうだったと嬉しいのかガッカリなのか判らない報告を貰う。
仕方がない。圧縮を落とすか…。ハイカム、高圧縮、ボアアップ…これが素人チューニングの3種の神器、男のロマンです。これがパワーアップに必要不可欠だ!って思っていますが、ネットで色々調べると圧縮が高過ぎるのもダメそう。師匠からもサイドバルブは燃焼効率も悪いので圧縮が高くても弊害はあってもメリットは少ないと言われた事を思い出します。早速銅の板でヘッドガスケットを作成し圧縮を下げる準備をします。でも手持ちの銅板0.5mmの厚みではとてもあの圧縮が落ちるとも思えない…。とりあえずやり直し。アルミタンク作成用に持っていた2mm厚程度のアルミ盤を加工します。
こんな感じでアルミ板にマジックでガスケットの絵を描きます。で、一回板を小さくする為に切れ込みを入れてその部分を折り曲げたり伸ばしたりするとあら不思議。金属疲労でアルミは綺麗に切れちゃいます。アルミは柔らかいのでサンダーでカットしても目詰まりを起こして綺麗に切れてくれません。アルミタンク作ろうとか思っている人は是非小ネタとして覚えておいて下さいw
ジグソーを借りて燃焼室の部分をカットしよう!そう思いジグソーを友人に借りに行ったら犬の散歩中。ならば下準備を!って進めて行きます。
ちょっとでも圧縮を下げたいので枠取りをマジックより広く取ります。ジグソーよりドリルで穴を開けてカットする方が早そうなので試します。うん、意外と簡単。
ちょっと上手く行ったのでお外でみんなのバーベキューに参加して、小一時間空腹を満たします。味道苑のシンゴちゃんのお肉は最高!しかも店主自ら出張してきて焼いてくれていました。ご馳走様でした。
その後、流石に時間がないので作業に戻ります。
何とか2枚作りました!これに耐熱液体ガスケットを塗って組みます。
これ前の日にやる?笑
シリンダーの状態は完璧。ホーニングのクロスハッチも見えます。さて、組みます。 本来はガスケットを乾かすのに次の日までエンジンは掛けませんが、流石に本番前夜に掛けない訳には行きません。
掛けてみますが、掛かります!これ前の晩にやっておけば…無茶悔やまれます。でも調子はちょっと悪い…明日の朝再調整だ!
その後、次の日のスケジュールを確認すると朝の6時に受付スタートと言う無慈悲な伝達が…。けが人さんにその旨を伝えて風呂に入って寝る準備できたのが既に午前様…。
明日起きれるのか???
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